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会報138号(2017.2)15頁

 (公社)富山県鍼灸マッサージ師会による会報138号(2017.2)15頁です。

編集後記

 貝原益軒の「養生訓」に「飲食を少なくして胃を養い、言を少なくして気を養うべし」、「珍美の食に対すとも八九分にて止むべし、十分に飽き満つるは後の禍あり。少しの間、欲をこらゆれば後の禍なし」とあります。少子高齢化時代を迎えて病相も大きく変わってまいりました。ガン、高血圧、糖尿病、高脂血症のリスクは肥満度(BMI)に相関しているそうです。高齢者においては「治す医療」から「寄り添う医療」にシフトしています。BMIが30超えると標準体重の人に比べて健康寿命(寿命から終末期の障害期間を差し引いた期間)が7.3%も短縮しています。過剰な糖質を制限し、鍼灸マッサージで運動機能を保持して天寿を全うしたいものです。

 表紙の写真は1月19日の穏やかな田尻池風景です。富山市池多地区に在る白鳥やカモなど水鳥の飛来地です。毎年10月下旬からシベリヤのタイガ地帯から3000キロ以上を2週間もかけてやって来た白鳥です。

 (記 林)